骨折・捻挫・切り傷
当院では骨折・捻挫・切り傷といった日常で起こりやすい怪我の治療に力を入れています。これらの怪我は放置すると痛みや機能障害が長引くこともありますので、早期の適切な対応が大切です。当院ではレントゲンや運動器エコーなどの最新の診断機器を用いて、正確な診断と患者さん一人ひとりに合わせた丁寧な治療を心がけています。
骨折で診る症状
骨折とは骨にひびが入ったり完全に折れてしまったりする状態です。骨折の症状は折れた場所や程度によって異なりますが、一般的には以下のような症状が見られます。
- 激しい痛み・・骨折した部分に強い痛みを感じます。
- 腫れ・・骨折した部分が腫れてきます。
- 変形・・骨が折れたことで、その部分が変形して見えることがあります。
- 動かせない・・骨折した部分を動かすことが困難になります。
- 内出血・・骨折した部分の皮膚の下に内出血が見られることがあります。
これらの症状が見られた場合は骨折の可能性がありますので、早めに整形外科を受診してください。
捻挫で診る症状
捻挫とは関節を支える靭帯や関節包が急な外力によって損傷する状態です。特に足首や手首に起こりやすくスポーツや日常生活での転倒などが原因となります。捻挫の主な症状は以下の通りです。
- 痛み・・捻挫した部分に痛みを感じます。
- 腫れ・・捻挫した部分が腫れてきます。
- 熱感・・捻挫した部分が熱を持つことがあります。
- 動かせない・・捻挫した部分を動かすと痛みが強くなり、動かすことが困難になります。
- 内出血・・捻挫の程度によっては、内出血が見られることがあります。
捻挫は程度によって治療法が異なります。軽度の場合は安静・冷却・圧迫・挙上(RICE処置)で改善することがありますが、重度の場合はギプス固定や手術が必要になることもあります。自己判断せずに整形外科を受診して適切な治療を受けてください。
切り傷で診る症状
切り傷は刃物やガラスなど鋭利なもので皮膚が切れた状態です。浅い切り傷であれば消毒などの処置で治癒しますが、深い切り傷や出血が多い場合は医療機関での治療が必要です。切り傷の症状は傷の深さや範囲によって異なりますが、一般的には以下のような症状が見られます。
- 出血・・傷口から出血します。
- 痛み・・傷口に痛みを感じます。
- 傷口が開く・・傷口が塞がらず、開いたままの状態になります。
- 感染・・傷口から細菌が入り、赤み、腫れ、膿が出るなどの感染症状が見られることがあります。
切り傷の場合まずは止血が重要です。清潔なガーゼやタオル等で傷口を圧迫し出血を止めます。その後傷口を水道水でよく洗い消毒液で消毒します。深い切り傷や出血が止まらない場合はすぐに医療機関を受診してください。
骨折・捻挫・切り傷で起こりえる合併症
骨折・捻挫・切り傷はそれぞれ原因や症状が異なりますが、放置すると様々な合併症を引き起こす可能性があります。
骨折によって引き起こされる合併症
- 偽関節・・骨折した部分が正常に癒合せず、グラグラした状態になってしまうことがあります。
- 変形癒合・・骨折した部分が変形した状態で癒合してしまうことがあります。
- 神経損傷・・骨折の際に神経が損傷することがあります。
- 血管損傷・・骨折の際に血管が損傷することがあります。
- コンパートメント症候群・・骨折や軟部組織の損傷によって、筋肉や神経が圧迫され血流が阻害され筋肉の組織が死んでしまうことがあります。
捻挫によって引き起こされる合併症
- 関節不安定症・・靭帯が損傷したことで安定性が無くなり関節が不安定になることがあります。
- 軟骨損傷・・捻挫の際に関節軟骨が損傷することがあります。
- 変形性関節症・・捻挫を繰り返すことで関節軟骨がすり減り変形性関節症を引き起こすことがあります。
切り傷によって引き起こされる合併症
- 感染症・・傷口から細菌が入り蜂窩織炎や敗血症などの感染症を引き起こすことがあります。
- 破傷風・・土壌中の破傷風菌が傷口から入り神経麻痺や呼吸困難を引き起こすことがあります。
- 瘢痕拘縮・・傷跡が硬くなり関節の動きが悪くなることがあります。
これらの合併症を予防するためにも骨折・捻挫・切り傷を受傷した場合は適切な治療を受けることが大切です。
骨折・捻挫・切り傷の処置や治療法
当院では骨折・捻挫・切り傷に対して患者さんの状態に合わせた適切な治療法をご提案しています。
骨折の治療法
- ギプス固定・・骨折した部分をギプスで固定し、骨が自然に癒合するのを待ちます。
- 手術・・骨折の程度や場所によっては手術が必要になることがあります。手術では金属製のプレートやネジなどを用いて骨を固定します。
- リハビリ・・骨折が癒合した後関節の動きを回復させるためにリハビリを行います。
捻挫の治療法
- RICE処置・・安静・冷却・圧迫・挙上を行います。
- 固定・・サポーターや包帯などで関節を固定します。
- リハビリ・・関節の動きや筋力を回復させるためにリハビリを行います。
切り傷の治療法
- 止血・・傷口を圧迫し止血します。
- 洗浄・消毒・・傷口を水道水でよく洗い消毒液で消毒します。
- 縫合・・傷口が開いている場合は縫合します。
- 感染予防・・抗生物質を投与し感染を予防します。
当院では運動器エコーを用いて靭帯や腱の状態を詳しく観察しより正確な診断を行っています。またエコーガイド下注射を行うことで痛みを和らげ早期回復をサポートしています。
当院の骨折・捻挫・切り傷診療について
当院では患者さんの痛みを和らげ日常生活に早期復帰できるよう様々な取り組みを行っています。
- 丁寧な診察と説明・・患者さんの症状を詳しくお伺いしレントゲンやエコーなどの画像を用いて分かりやすく説明します。
- 痛みに配慮した治療・・痛みを最小限に抑えるため局所麻酔やエコーガイド下注射などを行います。
- リハビリテーションの充実・・理学療法士による専門的なリハビリテーションを提供し関節の動きや筋力を回復させます。
- 早期スポーツ復帰支援・・スポーツをされている方には早期復帰に向けたリハビリテーションプログラムを作成しサポートします。
当院は日本整形外科学会認定の整形外科専門医、スポーツ医、リウマチ医、リハビリテーション医が在籍しており、専門的な知識と経験に基づいた質の高い医療を提供しています。
